新作能「影媛」

1/21(土)13:00〜 会場:




  • N-PAC mate…10/19(水)
  • 一般……10/20(木)
     


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チケット取り扱い
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一途な思い ―歴史に翻弄された「影媛」―

時の皇太子に求愛されるも、自ら信じる愛を貫いた女。
そして恋人が惨殺される苦しみ。
春霞の中、繰り広げられる美しくも哀しい物語。
『日本書紀』に描かれた影媛をめぐる伝説をもとに綴られる馬場あき子による新作能「影媛」にぜひご期待ください。
 
解説/馬場あき子
新作能「影媛」/塩津哲生、大槻文藏、山本東次郎
 
 

新作能「影媛」

 作/馬場あき子
 演出/梅若玄祥
 補綴/村上 湛

舞台は古代の奈良。その姿も麗しい娘、影媛は鮪(しび)という若者と契りを結んでいました。影媛は豪族物部氏の娘、そして鮪は平群大臣(へぐりのおとど)の子息と気高き二人の愛はみずみずしいものでした。
とある一日、海石榴市(つばいち)の歌垣(うたがき)の場。皇太子時代の若き武烈(ぶれつ)天皇が進み出て影媛に言い寄り、その愛を奪おうとします。
しかし影媛はそれを拒み、鮪との愛をつらぬきます。これに怒った太子は兵を挙げ、ついには鮪を暗殺、一族もろとも討伐してしまうのです。そこに現れた影媛は、鮪の亡骸に泣きすがります。悲しみに満ちた影媛は涙で袖を濡らしつつ、奈良路を鮪の葬送へと向かうのでした。
 

◆「歌垣」とは古代に広く行われた、求婚のため男女が歌をもって互いに相手と掛け合う風習のことです。作品前半は、その歌垣での様子がおかしみたっぷりに描かれる創作で、狂言方により演じられます。現代短歌の秀歌が数多く詠み込まれ、歌垣の賑やかなさまが鮮やかに蘇り、後半の悲恋譚との大きなコントラストをなして作品を一層印象付けます。

◆「晶子みだれ髪」「額田王」「小野浮舟」など魅力的な新作能を送り出してきた歌人・馬場あき子が、満を持して7年ぶりに書き下ろした作品です。出演は塩津哲生、大槻文藏、山本東次郎、演出は梅若玄祥と異流共演も見どころです。歴史という大河の中、一途な思いに生きた女性の姿を、歌の持つさまざまな力をとおして、現代に問い掛けます。