りゅーとぴあ専属オルガニスト山本真希オルガンリサイタルシリーズ
グレンツィングオルガンの魅力
No.13 「J.S.バッハとスペイン音楽」

2/25(土)17:00〜 会場:ホール



 

  • N-PAC mate・・・12/2(金)
  • 一般…12/3(土)


りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
025-224-5521
 
チケット取り扱い
新潟伊勢丹
文信堂CoCoLo本館(新潟駅ビル内)
セブンイレブン(セブンチケット セブンコード:013-964)
りゅーとぴあ

 

 
パリで活躍する作曲家、馬場法子(新潟市出身)による
委嘱作品世界初演!

 
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ
 ♪第6旋法によるティエント
 ♪第2旋法によるティエント・メティオ・レヒストロ・デ・ディプレ
パブロ・ブルーナ
 ♪第1旋法による2声の上声部のティエント
 ♪第6旋法によるティエント"ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ"
ヨハン・セバスチャン・バッハ
 ♪シューブラー・コラール集より
    "目覚めよと呼ぶ声あり"BWV645
    "ただ愛する神の摂理にまかす者"BWV647  
 ♪前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
 ♪クリスマスの歌によるカノン風変奏曲"高き天より我は来たり"BWV769
馬場法子
 ♪『クリスマスの歌によるカノン風変奏曲"高き天より我は来たり"BWV769』のための
    4つの間奏曲

ほか
 


リサイタルシリーズに寄せて

リサイタルシリーズ第13回では、グレンツィング・オルガンに最もふさわしいレパートリーの一つであるスペインのオルガン音楽と、オルガン音楽の最高峰であるJ.S.バッハの珠玉作品、そして新潟市出身で現在フランス、パリを拠点に世界各地で活躍されている作曲家、馬場法子さんの作品をお贈りいたします。

J.S.バッハが活躍したバロック時代にオルガン音楽は最盛期を迎えますが、スペインでは一世代前の16世紀に政治、文化の両面で最も栄え、それに伴って音楽でも優れた作品が次々と生み出されました。リサイタル前半では、そのスペインの黄金期を代表する作品をお届けいたします。スペイン製オルガンの大きな特徴である水平トランペットや分割鍵盤が多用された鋭く華やかな響き、豊かな感性に満ち、強い情感を訴えることに長けた奥深い音の世界をどうぞお楽しみください。

後半では、世界中のオルガニストにとって日々の糧であり、弾き続けるレパートリーであるJ.S.バッハの珠玉作品と、そのバッハ晩年の作品"クリスマスの歌によるカノン風変奏曲"を元とする馬場さんの作品をお聴きいただきます。馬場さんは、オルガンの可能性を見事なまでに駆使してバッハ作品との一体化を実現し、画期的な世界を創り出して下さいました。バッハと現代を生きる作曲家に流れるそれぞれの精神世界、それらが対比しながら語り合う、とても興味深い作品です。

"息を送られる事によって生きている巨大な生物"これが馬場さんが初めてオルガンを聴かれた時の第一印象だったそうです。"この息の音、送風の音に焦点をあてた曲を書きたい、そして息音だけでなくストップ(音栓)やスウェル・ペダル等オルガンのメカニックな部分から出される様々な雑音を曲に用いたい"という思いから書かれた4つの間奏曲。グレンツィング・オルガンのあらゆる部分が素材となっているこの作品から、彼女の創造力の豊かさ、斬新さにとても驚かされました。また、長年私にとって、まるで音譜で書かれた理論書のように複雑で、遠い世界に感じていたバッハのこの作品が、彼女の作品と共に取り組む時間を通して、少しずつ近くに、愛おしく感じるようになりました。

ヨーロッパでは、様々な作曲家がその当時実際に手に触れた、歴史的価値の高いオルガンの多くが今でも大切に受け継がれ、その素晴らしい響きを現代に伝えています。楽曲が書かれた時代の楽器でその作品を演奏すること、これは何よりふさわしいことであり、また演奏者に多くのインスピレーションを与えてくれるものです。音楽の父と称され、当時オルガンのヴィルトゥオーゾとしても名を馳せたJ.S.バッハですが、その巨匠の作品と現代の優れたオルガン製作者の傑作を通じて生まれた作品、その歴史的なつながりの中でこういいった楽曲を演奏できることに、大きな幸せを感じずにはいられません。グレンツィング・オルガンが最も美しく歌う、豪華絢爛なスペイン音楽と共に、現代へと通じる歴史の歩みをお楽しみいただきたいと思います。

山本真希

山本真希

山本真希(オルガン)大阪府出身。神戸女学院大学音楽学部、同大学専攻科卒業後、渡独。ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院修了。ドイツ国立シュトゥットガルト音楽・演劇大学ソリスト科で学ぶ。2005年、オルガンソロを最優等の成績で修了してドイツ国家演奏家資格を取得。その後フランス、ストラスブール音楽院で学ぶ。 オルガンを井上圭子、Z.サットマリー、C.ボッサート、J.ラウクヴィック、C.マントゥーの各氏に師事。 第1回ドイツ・ランドゥスベルク国際オルガンコンクール第3位。 日本各地、ドイツ、ポーランド、オーストリア、チェコ、イタリアで演奏会を開いている。演奏のもようは、ドイツ・バイエルンラジオ放送、ウィーンラジオ放送でとりあげられた。2006年4月、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館専属オルガニストに就任。主催公演での演奏、オルガン事業の企画制作、オルガン講座のレッスンおよびオルガンの保守管理のアドヴァイス等を担当し、オルガン音楽の普及と発展につとめている。日本オルガニスト協会会員。大阪相愛大学オルガン科非常勤講師。新潟市在住。

馬場法子

新潟市生まれ。東京芸術大学卒、同大学院修了。パリ国立高等音楽院作曲科を最優秀の一等賞で卒業。2003年度フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)研究員。アカデミー・シュロス・ソリチュード(ドイツ)のアーティスト・イン・レジデンスに招聘され1年滞在。またフランス学士院・フランス教育省芸術家派遣に選出され、カサ・デ・ヴェラスケス(スペイン)に会員として2年滞在する。日本音楽コンクール第2位、フランス学士院Georges Wildenstein賞、2011年武生国際作曲賞受賞。フランス政府のレジデンスプログラムであるヴィラ九条山に選出され、2012年1月より京都に滞在する。