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ジュニア邦楽合奏団

活動のご案内

ジュニア邦楽合奏団の画像

新潟市ジュニア邦楽合奏団は、小学校2年生から高校3年生までを対象とした青少年のための邦楽合奏団です。平成7年6月に箏教室だけで産声をあげ、2年目には三味線教室を、そして3年目には尺八教室を開設し、今では公立として全国唯一の“ジュニアのための邦楽合奏団”として活動しています。教室は、各楽器をグループレッスンで学ぶ「単科教室」と、日本の伝統楽器を用いて合奏する「合奏教室」に分かれ、合奏教室は初級合奏・中級合奏・上級合奏の進級制度を設けています。また近年は作曲家の川崎絵都夫氏に作品を委嘱し、毎年定期演奏会にて初演してきました。現在は約40名の団員が土曜日の午後、新潟市音楽文化会館及びりゅーとぴあで練習に励んでいます。

ジュニア邦楽合奏団の目標

日本の伝統楽器である箏・三味線・尺八に触れ、親しみ、楽しみながら邦楽合奏を行い、邦楽をとおしての仲間づくりを目的としています。また常に演奏レヴェルの向上に努め、より質の高い演奏を市民をはじめ多くの聴衆に提供することを目指しています。

対象・団員構成

小学校2年生から高校3年生
団員数:約40名

活動内容

原則として、月4回、土曜日の午後1時~5時まで。また演奏会前には、練習時間を午前9時~5時半まで延長し、回数も増やすことがあります。このほか、夏季合宿や春季集中練習などにより、日曜日に練習することもあります。会場は、音楽文化会館練習室またはりゅーとぴあ練習室です。

演奏会・発表会・進級試験

定期演奏会(年1回/7月)
進級試験(年1回/10月)
スプリングコンサート(年1回/3月:合唱団・オーケストラ教室と合同)
※上記以外に依頼公演が数回あります。演奏会への出演は公演によって異なり、全員出演公演のほか、選抜メンバーでの出演となることもあります。

年間予定

2023年度
4月8日(土)・9日(日) 新規入団者説明会
4月15日(土) 入団式
7月15日(土)・16日(日) 夏期合宿
7月22日(土) 第28回定期演奏会リハーサル(りゅーとぴあ)
7月23日(日) 第28回定期演奏会(りゅーとぴあ)
10月14日(土) 進級試験
12月16日(土) クリスマス会
2024年1月6日(土) お弾き初め会
2024年3月23日(土)・24日(日) 春期集中練習(音楽文化会館)
2024年3月30日(土) 第20回スプリング・コンサートリハーサル(りゅーとぴあ)
2024年3月31日(日) 第20回スプリング・コンサート(りゅーとぴあ)

※その他依頼公演が入る可能性があります。

団員募集

新潟市ジュニア邦楽合奏団では、随時団員募集を行っています。
詳細は、りゅーとぴあ事業企画部ジュニア邦楽合奏団担当(TEL: 025-224-7000)までお問い合わせください。

募集対象・条件

  • 原則として、市内在住の小学2年生から中学1年生まで(卒団は高校3年の7月)
  • 参加費(年額30,000円)をお支払いいただける方
  • 音楽が大好きで、和楽器に興味のある方
  • 指定した練習日に必ず参加でき、家庭でも練習できる方
  • 卒団(高3)まで楽器のレッスンを続ける意思がある方
  • 楽器を購入いただける方

募集楽器

箏・三味線・尺八
※入団後、楽器体験及び面接を経て、担当楽器を決定します。
 楽器決定後は、卒団まで同じ楽器を続けていただきます。

これまでの活動

2022年度までの活動

講師のご紹介

鯨岡 徹(指揮)

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富山県出身、新潟大学卒。NHK邦楽技能者育成会卒。
尺八を福田輝久氏に師事。作曲・編曲を川崎絵都夫氏に師事。
新潟県、富山県を中心にフリーの尺八演奏家として活躍。
新潟大学邦楽部尺八講師。新潟和楽の会尺八講師。
りゅーとぴあアウトリーチ事業第1期登録アーティスト

川﨑裕子(箏講師)

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1974年、生田流正派大師範故大越雅紫穂氏に入門。
1985年正派音楽院を卒業。在学中、中島靖子氏に師事。
現在、箏曲「梓会」を主宰し、後進の養成に努める。
(公財)生田流正派邦楽会大師範、桐韻会会員、
新潟県邦楽連盟会員。

藤崎 浩子(箏講師)

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生田流箏曲正絃社直門
(初代家元野村正峰・二代家元野村祐子・野村哲子に師事)。
生田流箏曲正絃社大師範。NHK邦楽技能者育成会修了。箏曲十三夜会主宰。
ヤマハユニスタイル新潟センター箏講師。和楽の会箏講師。
りゅーとぴあアウトリーチ事業第1期登録アーティスト

簑田弘大(三味線講師)

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1991年、尚美学園子供音楽科に入学。
同学園内作曲コンクールにて最優秀賞受賞。
2006年、東京藝術大学(長唄三味線専攻)卒業。
昭和音楽大学非常勤講師。日本音楽集団所属。和楽団煌所属。
長唄東音会所属。長唄協会会員。 新潟和楽の会三味線講師。
古典から現代、作曲活動また音楽教育まで幅広く活動している。

長井 麻江(三味線講師)

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7歳より新潟市ジュニア邦楽合奏教室にて長唄三味線を学ぶ。
東京藝術大学(長唄三味線専攻)卒業。
稀音家 芙喜 、稀音家 寿之助 、東音簑田弘大に師事。
長唄を東音西垣和彦に師事 。日本音楽集団所属。

豊嶋 貞雄 (尺八講師)

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8歳より新潟市ジュニア邦楽合奏教室で尺八をはじめる。
尺八奏法、アンサンブル、邦楽合奏を鯨岡徹氏に師事。
15歳で都山流師範登第。
同教室卒団後、2011年東京藝術大学(尺八専攻)に入学。
在学中藤原道山氏に師事。2015年同大学卒業。

指導者からのメッセージ

鯨岡 徹(指揮)

教室の設立当初は、ただ和楽器に触れ、親しむことを目的としていた団員たち。しかしここ数年は次第に、「より良い演奏や合奏をした」「邦楽器の魅力を自分達が伝えたい」という気持ちが芽生え始めました。その団員たちの気持ちに応え、講師陣と事務局も力を合わせ、指導内容やカリキュラムの見直し、また合奏の土台づくりに励みました。従来の邦楽には、大合奏を目的として具体的なメソッド(練習法)がないため、通常の邦楽の指導法ではアンサンブルに必要な基礎技術を身につけることは困難です。しかし各パートの先生方の協力もあり、今では私が合奏のために要求する厳しい注文にも団員はどんどん応えるようになりました。

ジュニア邦楽合奏教室は、厳しい練習や辛い経験を乗り越えて、自分達だけが楽しい教室ではなく、観客、関係者、すべてを巻き込んだ楽しい音楽の実現に向け、ここ数年でその実力をグングン伸ばしています。毎年の定期演奏会終了後の、お客様の感想、子ども達や保護者の皆様の笑顔がそれを確信させてくれます。団員の奏でる和楽器のハーモニーは明るい未来への希望で満ち溢れています。和楽器は、日本の伝統楽器でありながら、現在ではもはや身近な存在ではなくなったといっても過言ではありません。しかしその音色や響きは、やはり懐かしさを連想させ、またそこで奏でられる楽曲はとても新鮮な印象を与えてくれます。古いけれど新しい不思議な感覚、そんな和楽器のオーケストラで一緒に演奏してみませんか?

参加者の声

髙杉利香(三味線/高2)

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ただ音楽が好きという気持ちだけで入団した私は、最初は楽譜も読めず、音楽や和楽器の知識も何もない状態でした。ですが、毎週土曜日のレッスンで毎回新しいことを知り、今では数多くの曲を演奏できるようになっただけでなく、この団は私にとってなくてはならない存在になりました。優しく丁寧に指導してくださる先生方、分からないことがあればすぐに助けてくれる先輩団員のおかげで楽しく、時には切磋琢磨しながら練習をすることが出来ます。そしてこの団では、大好きな仲間や先生方と共に1つの作品を作ることの喜びや達成感を感じることも出来ます。私たちと一緒に和楽器を演奏しませんか?少しでも興味のある方は、ぜひジュニア邦楽合奏団の体験にいらして下さい!みなさんの入団を団員一同心よりお待ちしています。
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