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金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて

2025年12月29日お知らせ

 平成16年(2004)のりゅーとぴあ劇場専属舞踊団Noism設立以来、金森穣氏は芸術監督としてそれを率いて、数々の忘れ得ぬ素晴らしい舞踊作品を創り出してくださいました。また、当財団は令和4年度より、それまでのNoismの活動をベースに新潟市が制定した「りゅーとぴあのレジデンシャル制度」に基づいて劇場専属舞踊団Noism Company Niigataを運営し、金森監督には同制度の初代芸術監督として令和4年(2022)9月から令和9年(2027)8月まで5年間の任期をお願いしてきたところです。今夏、第1期3年間の活動が終わったことから、同制度の定めに従い外部有識者による会議、新潟市の意見を加えて事業評価を行いました。そして専門家の意見を踏まえて、令和9年(2027)9月からの次期5年間の芸術監督を、引き続き金森監督に担っていただきたいという要請をいたしました。

 金森監督は、私どもの要請と誠意を真摯に受け止めてくださいました。しかしながら金森監督は、このままではご自身の目指す理想の実現に向けた展望を拓くことができないこと、新しい挑戦を始めるのであれば次期任期が終わったときではなく、現在の任期が終わるときが適期であるという最終判断をなさいました。

 当財団としては誠に残念ではありますが、金森監督のご判断を尊重いたします。これから金森監督が切り開かれる前途が、いっそう光り輝くものであることを祈り、その新たな挑戦にエールを贈ります。金森監督がこれまで創り出してきた芸術的到達点の高さに大きな敬意を、Noism Company Niigataによってなされてきたアウトリーチやワークショップなどによる地域への舞踊芸術の浸透に深い感謝を申し上げます。

 金森監督が率いるNoism Company Niigataの活動は、令和9(2027)年8月末をもって終了することになります。Noismは金森監督が不断の努力によって磨き上げ、発展させてきたメソッドによって鍛えられた舞踊家集団であり、だからこその高い訴求力を持っています。新潟市民の皆様には、金森監督率いるNoismが生み出す舞台をどうか見に来ていただきたく存じます。私達は、舞踊文化の発展と舞踊芸術の素晴らしさを広く新潟市民の皆様にお伝えすることを目指し、これからもりゅーとぴあで日々創作を行う劇場専属舞踊団の運営を行っていきたいと考えています。そうしていくことが、金森監督が残したレガシーを、真に活かしていく道であると思っております。

 

令和7(2025)年12月29日

公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団