井上芳雄による『夜と霧』 新潟公演

井上芳雄による『夜と霧』 新潟公演チラシPDF
演劇終了財団主催

極限に向き合う男 1井上芳雄による『夜と霧』 新潟公演~苦しみの果て、それでも人生に然りと云う~

開催日時
2014年7月18日(金)
19:00 ~(開場 18:30)

2014年7月19日(土)
14:00 ~(開場 13:30)

2014年7月20日(日)
14:00 ~(開場 13:30)
会場
能楽堂

チケット料金・お申し込み

チケット
全席指定 : 5,000円
U25シート : 2,500円
お得な情報
U25シート
サービス情報
-
チケット発売日
会員...2014年5月16日(金)
一般...2014年5月17日(土)
会員制度
会員制度について
主催
公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
N S T
お問い合わせ
-

イベント内容について

極限に向き合う――男

カタルシス、演劇とは心の浄化を求めるものである。
そのために舞台の上に、試練と苦難が作り出される。
その試練と苦難が大きければ大きいほど、大きなカタルシスが舞台の上に作り出される。
そこでりゅーとぴあ発の舞台は「物語の女たち」に続いて「極限に向き合う男」シリーズに取り組もうと思う。
その第一弾が、井上芳雄による「夜と霧」である。
ナチス・ドイツがアウシュビッツで何をなしたかを、知らない人はいないだろう。
しかし多くの人は、それをあえて知りたいとは思わないだろう。
それは間違いなく人類が体験した最悪の悪夢である。
その悪夢を、井上芳雄が自らの体験として語る、それが今回の舞台である。
そして、その体験を経て、井上芳雄はこう語る。
「苦しみにしかり、悲しみにしかり、涙にしかり、この世界にしかり、すべてしかり」と。
音楽を宮川彬良さんにお願いした。
辛い苦しい体験には、美しい音楽が必要である。

―― 笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)

人生の一冊 「夜と霧」

子供の頃に母から
「これだけは読んでおきなさい」と薦められて以来、
「夜と霧」は僕の生涯の一冊です。
今回、その「夜と霧」のリーディングのお話を
頂いた時はとても驚きました。
この本は様々な奇跡が重なって生まれた、
全ての人にとって貴重な本だと思います。
これは決してホロコーストの時代だけの話ではなく、
今を生きる私たちにも計り知れない勇気を与えてくれます。

自分が人生に何かを望むのではなく、人生が自分に何を望んでいるか。

与えられた機会に感謝して、不必要なものを全て捨て、
一人の人間として舞台に立ちたいと思います。

―― 井上芳雄

プロフィール

井上芳雄(いのうえよしお)

井上芳雄の画像

1979年生まれ、福岡県出身。大学在学中の2000年に、ミュージカル「エリザベート」の皇太子ルドルフ役で鮮烈なデビューを果たす。以降、舞台を中心に活躍し、「ミー&マイガール」、「モーツァルト!」「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~」等と主役を務めたミュージカルは高い評価を受け、いずれも再演につながっている。近年では井上ひさしの遺作となった「組曲虐殺」で、主役の小林多喜二を演じ、ストレートプレイにも挑戦している。また、CD制作、ソロコンサート、ディナーショー等の音楽活動にも意欲的に臨む一方で、テレビ・映画等映像にも活動の幅を広げ、俳優として高い評価を得る。2013年芸術選奨文部科学大臣新人賞演劇部門他受賞多数。

「夜と霧」

精神医学者・心理学者のヴィクトール・E・フランクル(1905-1997)が、自身の第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を綴った体験記。戦後間もなく「心理学者、強制収容所を体験する」という原題で出版され、日本でも「夜と霧」のタイトルでロングベストセラーとなっている。

台本は『夜と霧』(新版)ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳(みすず書房2002年)に基づく。
Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager by Viktor E. Frankl
©Eleonore Frankl and Gabriele Vesely-Frankl
Permission granted by Eleonore Frankl and Gabriele Vesely-Frankl c/o Viktor Frankl Institute Vienna through Misuzu Shobo, Ltd.

 

 

 

出演:井上芳雄 
演奏:廣川抄子(ヴァイオリン)
   大田智美(アコーディオン)

 

原作:ヴィクトール・E・フランクル
   / 池田香代子(翻訳)「夜と霧」(みすず書房)より

上演台本・演出:笹部博司

音楽:宮川彬良

歌唱(録音):上田 駆(新潟市ジュニア合唱団)

美術:青木拓也
照明:倉本泰史
音響:清水麻理子
スタイリスト:ヨシダミホ
ヘアメイク(新潟公演):宮内宏明、坂口可奈絵
舞台監督:北条 孝

制作:滝北典子
広報:高仲典子

企画・制作:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

 

【新潟公演】

2014年7月18日(金)19:00(開場18:30)
     7月19日(土)14:00(開場13:30)
     7月20日(日)14:00(開場13:30)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 能楽堂
全席指定(税込)5,000円、U25シート2,500円
主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団、N S T

【岩手県釜石公演】

2014年7月23日(水)18:30開演
小佐野コミュニティ会館(大ホール)
全席自由 大人1,000円、学生・子ども 無料
主催:NPO法人ガバチョ・プロジェクト
後援:釜石市

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