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2012年度新潟定期演奏会/東京交響楽団

2012年04月02日お知らせ
2012年度新潟定期演奏会/東京交響楽団

2012年度定期演奏会

■第71回 2012/5/27(日)
 
■第72回 2012/7/16(月・祝)
 
■第73回 2012/9/9(日)
 
■第74回 2012/10/13(土)
 
■第75回 2012/11/11(日)
 
■第76回 2013/3/3(日)

* 東響定期会員のご案内はこちら

注目ポイント/見どころ

たくさんの拍手は、私たちの活力です。

入場する時から拍手で迎えてくれる温かい新潟の皆様が待つホール「りゅーとぴあ」。私たち東京交響楽団の団員にとっては故郷に帰ってきたような気持ちで演奏できるホールでもあり、楽団員一同、皆様にお会いするのを毎回楽しみにしております。

今シーズンの新潟定期演奏会のスタートは、音楽監督ユベール・スダーンが定期演奏会のテーマとして取り上げた「グスタフ・マーラーの歌曲」を交響曲にしたと言われる「大地の歌」を取り上げました。これをはじめとした名曲の数々で、新潟の皆様と音楽を共に楽しむひとときをもちたいと考えておりますので、是非「りゅーとぴあ」にお出かけください。私たちは最高の演奏でお迎えいたします。

東京交響楽団はこれからも新潟市の準フランチャイズオーケストラとして活躍してまいります。ぜひ多くの方々に定期会員になっていただき、たくさんの拍手で、応援をよろしくお願いいたします。

公益財団法人東京交響楽団 専務理事・楽団長 大野順二
 

聴きどころ満載の2012年度新潟定期演奏会

東京交響楽団がリハーサルや多くの公演に使用しているミューザ川崎シンフォニーホールが、先の大震災による被害で2013年3月までの約2年の間、使用できなくなり、新潟の東響ファンの皆様にはたいへんご心配をおかけいたしました。演奏会の中止や日程変更、練習会場や本番会場が変更となったものもありましたが、現在、オーケストラも落ち着きを取り戻し、新潟定期演奏会を含め、たくさんの演奏会を、おかげさまで滞りなく行うことができています。これも、皆様の応援あってのことと感謝申し上げます。

さて、恒例となりました、2012年度の新潟定期演奏会の聴き所、見所(?)を、今年も演奏会順にご案内したいと思います。
今年度の特徴は、
①音楽監督に始まり、音楽監督で終わる。
②とんでもなく大きい(多い)曲と、とんでもなく小さな(小さい)曲がある。
③J.S.バッハ、モーツァルト、メンデルスゾーン(2曲)、ブラームス、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲が聴ける。しかも、個性豊かなソリスト4名が登場。
④ピアノは1公演だけだが、2曲も聴くことができる。
⑤にいがた東響コーラスを含め、声楽曲が3公演で聴ける。というところです。

5月(第71回)

ユベール・スダーンまず、音楽監督ユベール・スダーンの指揮で、得意のモーツァルトのシンフォニーをお届けいたします。音楽評論家がこぞって聴きに来るスダーンと東響のモーツァルトは、今東京のオーケストラ界では一大ブームになっています。皆様を「ムム!」とうならせること間違いなし!
そして、今年の定期演奏会のテーマ「グスタフ・マーラーのリート(歌曲)」でとりあげた「大地の歌」。第3楽章の「青春について」が昔、サントリーのウィスキー「ローヤル」のテレビCMに使用されていたのをおぼえている世代には、とても懐かしい曲でしょう。 中国唐時代の詩をもとにした歌詞が東洋風のメロディーにのって情感豊かに演奏され、重要なソロには、マーラー歌いとして演奏会や録音も数多いドイツ人歌手のレンメルト、ハンガリーを代表するリリック・テノール歌手コヴァーチハーズィを特別招聘しました。

7月(第72回)

秋山和慶前音楽監督で、現在もジルヴェスターコンサートなどでおなじみの日本の匠、秋山が振るモーツァルトも日本人らしい響きとして皆様の心に感じられるでしょう。今回はオール・モーツァルトではなく、1曲ちょっとひねりを入れ、海外で今一番活躍している作曲家 細川俊夫がモーツァルトへのオマージュ(相手にささげる敬意、賛辞)として書いた作品をとりあげました。作品はモーツァルトのピアノ協奏曲23番第2楽章と関連しており、初演者でもあるピアニスト児玉桃がモーツァルトの曲とともに活躍します。メインには青春時代のモーツァルトが作曲した若々しい29番を、まだまだ若い秋山の指揮でおおくりいたします。

9月(第73回)

マーク・ウィグルスワースヴァイオリンが、アラベラ・美歩・シュタインバッハーとなれば特別に紹介せずにはおられません。これは、2012年の1月に出演する、セルゲイ・ハチャトゥリヤンも同じことが言えます。この2名は絶対聴くべきです。新世代ヴァイオリニストを代表するソリストとして世界が注目しているヴァイオリニストなのです。しかも指揮がマーク・ウィグルスワースとなれば、なおさらのことです。しかもしかも、演奏曲がブラームスのコンチェルトと、チャイコの「悲愴」!!!鬼が金棒を、弁慶がなぎなたを2本持っているようなものです。「ウィグルスワースにアラベラ美歩」って言いたいくらいの勢いです。独自の音楽性を持つ指揮者&ソリストが東響をどのように変身させるか本当に楽しみです。

10月(第74回)

飯森範親前年の入場者数がとくに多い2名を合わせたら…と思ったわけではないけれど、新潟では人気の高い指揮者、ソリストが揃って登場いたします。正指揮者の飯森とソロ・コンサートマスターの大谷です。曲は、フランスもの(フランス人の作曲家の作品)をおおくりいたします。そして成長著しいにいがた東響コーラスの協力で演奏する今シーズン一番の大曲は、「ボレロ」で有名な作曲家ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の全曲版です。クラシック好きなあなたでも「ダフニスとクロエ」第2組曲は聴いたことがあっても全曲はそうざらにはいらっしゃらないことと思います。(聴いたことのあるかたは、そうとうなファンです)。もしご家族で楽器を演奏していて、オーケストラや吹奏楽をやっているようでしたら、ぜひ誘って一緒に聴いて(見て)ください。なにしろ、オーケストラ総勢約100名と、にいがた東響コーラスが勢揃いする舞台は壮観です(もちろん音楽も)。

11月(第75回)

ネマニャ・ラドゥロヴィチ 芸術の秋にたっぷりと音楽を楽しもうということで、9月、10月、11月と連続して定期公演を行います。そのトリを担うのが、1985年ユーゴスラヴィア生まれのネマニャ・ラドゥロヴィチの弾き振り。前回とうって変わって小さな編成です。じつは、わたくし的に今シーズンの一番のお勧めのコンサート。このヴァイオリニストは凄いです。なりは、ヴィジュアル系のヴァイオリニストかなとお思いになるかもしれませんが、その演奏は唖然としてしまうほど。過去2回の当楽団との共演はもとより、ラ・フォル・ジュルネへの出演、リサイタル等でいずれも絶賛され、ある大学教授は感動のあまり後援会を発足させたほどです。今回はプラハ室内管とのCDにもなった2つのメンコンとバッハがお楽しみいただけますが、もしかすると「他」が一番すごいかもしれません。何をやるかは、こうご期待。

3月(第76回)

ユベール・スダーンサントリーホール定期演奏会のシリーズテーマは「マーラーのリーダー(歌曲)」ですが、新潟定期ではテーマを「モーツァルト・シリーズ」と銘打ってもよいくらいにモーツァルトが多い今シーズン。しかし、前述したようにスダーン&東響が一番得意とする作曲家はモーツァルトで、これは各方面からお墨付きをいただいております。スダーンが振るモーツァルトは、演奏の度ごとに演奏者も聴衆も新しい発見があり、同じ曲を何回演奏しても違う感動が味わえるから不思議です。今回は2名の日本人ソリストとともにシーズン最後を飾る最高の演奏をお届けできるかと存じます。

 

公益財団法人東京交響楽団 企画制作本部 広報本部 豊山 悟

N-PAC mate友の会 東響定期会員

東京交響楽団公式サイト

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