英雄×英雄
偉大な二人の作曲家が残した標題。はたして、導く者の姿とはいかに。

東京交響楽団とは何度も共演しているロレンツォ・ヴィオッティ。新潟定期に登場するのは2019年以来2回目となります。オランダ国立歌劇場、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、世界的オーケストラを数多く指揮する注目株が今回新潟で振るのは、二つの“英雄”作品。ベートーヴェン「英雄」は東響第1回新潟定期でも演奏された曲目で、R.シュトラウス「英雄の生涯」は東響新潟定期で今回初めて取り上げます。クラシック音楽の変遷の中で、重要な転換期を彩った名曲をヴィオッティはどのように表現するのか。世界最前線の音楽をりゅーとぴあでご堪能ください。

出演

指揮：ロレンツォ・ヴィオッティ

プログラム

• ベートーヴェン：交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
• R.シュトラウス：交響詩「英雄の生涯」 op.40

　　ソロ・ヴァイオリン＝グレブ・ニキティン

プロフィール

ロレンツォ・ヴィオッティ

スイス・ローザンヌ出身。2013年カダケス国際指揮者コンクール、ライプツィヒMDRコンクールなど複数の指揮コンクールで優勝し、15年にはザルツブルク音楽祭ネスレ・ヤング・コンダクター賞、17年にインターナショナル・オペラ・アワードで新人賞を受賞。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、これまでにベルリン・フィル、フランス国立管、ミュンヘン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バンベルク響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管を含む多くのオーケストラと共演し、聴衆と批評家から高い評価を得ている。オペラ指揮者としてもその名を轟かせ、これまでにミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、フランクフルト・オペラを含む主要歌劇場に定期的に出演。日本へは2014年、東京交響楽団でデビュー以来、今回が5度目の共演。2021年より、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団とオランダ国立オペラの首席指揮者を務める。