僕たちが能の楽しさをお伝えします！

若手能楽師4人組が、若手ならではの柔軟な発想によるお話と実演で、能の楽しみを紹介していく大好評の能楽講座シリーズです。お能が初めての方でも大丈夫。ぜひ気軽にご参加ください。

今年のテーマは“神様”！

各回一つの能を取り上げ、楽しいお話と実演でその魅力をご案内。今年は「能の神々」をテーマに、神様が登場する能をご紹介していきます。ご覧になればご利益があるかも？今年の“若手講座”もご期待ください！

＜第1回＞5/21(火)　能「小鍛冶（こかじ）」

【神様】稲荷明神

名工・宗近と霊狐が名剣「子狐丸」を打つ物語

三条小鍛治宗近(むねちか)に剣を打つよう帝の命がくだります。優れた相槌がいなく困り果てた宗近が稲荷明神に祈ると、神の御使いの狐が現れ宗近と共に名剣・子狐丸を打ち上げます。

撮影：青木信二

＜第2回＞8/18(日)　能「三輪（みわ）」

【神様】三輪明神

巫女姿の神が舞う美しい神楽舞

大和国・三輪山に住む僧・玄賓(げんぴん)のもとに花と水を毎日捧げる女は三輪明神の化身でした。玄賓が御神木を訪ねると巫女(みこ)姿の三輪明神が現れ、ゆかりの神話を語り神楽(かぐら)を舞います。

＜第3回＞2020/1/26（日）　能「高砂(たかさご)」

【神様】住吉明神

長寿、家庭円満、天下泰平を祝う、めでたつくしの能

旅の神主が高砂で出会った老夫婦は、相生(あいおい)の松で有名な高砂の松と住吉の松の精でした。神官が住吉へ向かうと、住吉明神が現れ天下泰平を祝い颯爽と舞います。

出演者

佐々木 多門　Tamon Sasaki

シテ方喜多流能楽師。1972年生。喜多流能楽師・佐々木宗生の長男。塩津哲生に師事。

大島 輝久　Teruhisa Oshima

シテ方喜多流能楽師。1976年生。喜多流能楽師・大島政允の長男。祖父・大島久見、父及び塩津哲生に師事。

友枝 真也　Shinya Tomoeda

シテ方喜多流能楽師。1969年生。喜多流能楽師・故友枝喜久夫の孫。友枝昭世及び塩津哲生に師事。

塩津 圭介　Keisuke Shiotsu

シテ方喜多流能楽師。1984年生。喜多流能楽師・塩津哲生の長男。父・塩津哲生に師事。

梅内 美華子　Mikako Umenai

歌人。1970年生。馬場あき子に師事。1991年角川短歌賞。2001年『若月祭』で現代短歌新人賞。2012年『エクウス』で芸術選奨新人賞及び葛原妙子賞。「あぢさゐの夜」で短歌研究賞受賞。現代歌人協会理事。

ゲスト

＜第1回＞舘田 善博　Yoshihiro Tateda

ワキ方宝生流能楽師。1972年生。ワキ方宝生流能楽師・森茂好の孫。祖父及び叔父・森常好に師事。

＜第2回＞　小野寺 竜一　Ryuichi Onodera

笛方一噌流能楽師。1974年生。宮城県仙台市出身。笛方一噌流十四世宗家・一噌庸二及び一噌隆之に師事。

＜第3回＞　栗林 祐輔　Yusuke Kuribayashi

笛方森田流能楽師。1977年生。杉市和及び松田弘之に師事。国立能楽堂第六期能楽研修修了。