ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞。世界が認めた演奏がここにある

プログラム

ショパン：ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」op.61
Chopin : Polonaise No.7 in A-Flat Major, op.61,”Polonaise-fantaisie”

ショパン：即興曲 第3番 変ト長調 op.51
Chopin : Impromptu No.3 in G-Flat Major, op.51

ショパン：幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
Chopin : Fantasy-Impromptu in C-Sharp Minor, op.66

ショパン：アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
Chopin : Andante spianato and Grande polonaise brillante in E-Flat Major, op.22

シューベルト：即興曲集D935 op.142
Schubert : Impromptus, D935, op.142

コンクール入賞。それは新たな道の始まり。

2021年、第18回ショパン国際ピアノコンクールの結果は日本中を沸かせました。上位に2名の日本人ピアニストが入賞して大きな話題になり、コロナ禍で下向きだった日本のクラシック音楽界に輝かしい光が差したようでした。「コンクールに入賞する」それは音楽家にとって一つの転換点。入賞した実績を背負って歩むその後が重要です。小林愛実も「ショパン国際ピアノコンクール第4位」という実績を背負って歩み出しました。これからの日本ピアノ界を牽引する存在となっていく小林愛実の演奏を“りゅーとぴあ”で聴き、彼女の実力を存分に堪能してください。今回のプログラムは、ショパンの名曲の数々に加え、小林愛実本人が「美しい」と語るシューベルトの作品から、即興曲集を演奏します。

小林愛実　Kobayashi Aimi

2021年10月「第18回ショパン国際ピアノコンクール」第4位入賞。1995年山口県宇部市出身。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。これまでに、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響、ポスカ指揮チューリヒ・トーンハレ管など国内外における多数のオーケストラと共演。2010年14歳でEMI ClassicsよりCDデビュー。サントリーホールで日本人最年少となる発売記念リサイタルを開催した。
翌2011年にはセカンドアルバム「熱情」をリリース。2015年10月「第17回ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリストとなった。2018年4月、ワーナークラシックスよりCD「ニュー・ステージ～リスト＆ショパンを弾く」をリリース。同年8月には、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に出演し好評を得た。2021年8月ワーナークラシックスより最新CD「ショパン：前奏曲集 他」をリリース。フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んだ。2022年3月、第31回出光音楽賞受賞。