【エチュード 第4番、ポロネーズ 第5番】大澤 誠(演奏№040)

ピアノ独奏
大澤 誠

曲名:エチュード 第4番 Op.10-4、ポロネーズ 第5番 Op.44
作曲:F.ショパン

大澤誠第2弾・ショパン編。
いま、世界は愛そして憎しみに染まり、戦闘が絶えることはない──このポロネーズ第5番はまさに「戦争」である。(私の感覚では、)提示部の旋律は悲嘆と憎悪を、中間部の緩みのないリズムは軍隊を想像させる「強制と統制」をイメージしている。その後の甘い空気は空想と化したユートピア的な世界。この望みも全て絶たれ、現実に引き戻される。

この世界の行方を、私は祈りながら見つめている。

◎使用ピアノ:ベーゼンドルファー

コメント

  • ぶり

    イメージがそのまま音になっていくようなすごい技術、
    想像もつかないような鍛錬のたまものではないかと思いました。

    すごく体をしなやかに、時にはムチのように使って
    音を生み出している様も、見ていてすごい。
    最後の一音、これがまた素敵でした。

    将来が楽しみです。
    それも、遠い将来でなくて、なるべく時々演奏をお聴きしたい!

    2024年03月10日
  • シー・ソン

    演奏会にきているようでした🎹
    素晴らしかったです。
    オンラインならではの手元がよく見えるところも良かったです。

    2024年03月01日