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RYUTOPiAN

クラシック音楽のコンサートや、劇場でのお芝居など、舞台芸術を自然体で楽しんでいる人々がいます。
自由に、感じるままに。そこで得た感動を、明日への力に変えていく。そんな大人たちをご紹介します。

最新号のご紹介

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今回のヒト 小夏さん

古町芸妓、留袖の小夏さん。ご自身でもりゅーとぴあで公演を行うほか、コンサートにも度々足を運んでいます。

帰ってこれるホームのような場所

「私がコンサートに足を運ぶようになったのは、友人に誘われて辻井伸行さんのコンサートに行ったことがきっかけです。演奏に惹き込まれ、その後もコンサートがあると足を運んでいます。演奏だけでなく、その人らしさを感じるトークも楽しみのひとつです。私も小学生から高校生まで新潟市ジュニア合唱団に所属し、何度もりゅーとぴあのステージに上がっていました。今でも、『ふるまち新潟をどり』で舞台に上がることもあり、時が経っても長く関わりつづけているホームのような場所です。お仕事で和服を着ることが多い私にとって、コンサートはおめかしができる場でもあります。スカートをはいたり、アクセサリーをつけたり、普段とは違う自分になれるのでちょっと気分を変える機会にもなって楽しいです」

東京交響楽団 第112回新潟定期演奏会

会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
日時:2019年3月31日(日)5:00 p.m.

ベートーヴェンの頂点ともいわれる「運命」。彼が曲の着想を得たのは難聴が始まった頃でもあった。
自分の運命に立ち向かう作曲家の希望とは何だったのか

ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67 「運命」

冒頭のジャジャジャジャーンは「運命のモチーフ(動機)」と呼ばれ、曲全体で数百回も使われています。実は「運命」以前にも「ピアノ・ソナタ第1番」など数曲で似たモチーフが使われており、ベートーヴェンはこの“究極の音”にこだわり続けていたのです。

観客が寒さに震えた初演

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1808年ウィーンでの初演は、「暖房もなく観客が寒さに耐えながら聴いた」「第1部で演奏予定だったアリアは、歌手が急遽出演できなくなり割愛された」と資料に記されています。

Ludwig van Beethoven

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20代後半から徐々に耳が聞こえなくなり、自殺も考えたベートーヴェン。しかし彼は生きることを選択しました。「私を引き止めたのは芸術、ただそれだけだった」。

指揮=高関 健

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運命に激しく翻弄される第1楽章に始まり、定めに対峙し瞑想するかのような第2・第3楽章、そして困難を乗り越えた喜びを爆発させる最終楽章。「暗から明へ」のドラマティックな楽曲構成を、高関健がどう聴かせてくれるのか。

ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」

冒頭のジャジャジャジャーンは「運命のモチーフ(動機)」と呼ばれ、曲全体で数百回も使われています。実は「運命」以前にも「ピアノ・ソナタ第1番」など数曲で似たモチーフが使われており、ベートーヴェンはこの“究極の音”にこだわり続けていたのです。

絶望の淵で見つけた生きていく意志

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ベートーヴェンは「交響曲 第8番」まで、1曲では伝えきれないテーマを2曲セットで作曲していました。「運命」と「田園」は一対で書かれ、初演も同時。どちらも徹底したモチーフ(動機)展開の楽曲という点で共通しています。
~全体で一連の物語を表す5楽章~
  1. 「田舎に到着したときの晴れやかな気分」
  2. 「小川のほとりの情景」
  3. 「田舎の人々の楽しい集い」
  4. 「雷雨、嵐」
  5. 「牧歌嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」

 

自然を愛し、夏には郊外を訪れたベートーヴェン
「田園」は、ベートーヴェンがその自然をこよなく愛したウィーン郊外のハイリゲンシュタットで作曲されました。楽譜には「シンフォニア・パストレッラ(田園風交響曲)」の記述が残っています。

トリルは小鳥のさえずり

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第2楽章にしばしば現れるトリル。フルートがサヨナキドリ、オーボエがウズラ、クラリネットがカッコウを模倣しています。

ハイリゲンシュタットの遺書と呼ばれた手紙
ハイリゲンシュタットを初めて訪れたとき、ベートーヴェンは音楽家として致命的な難聴を患っていました。絶望の淵で彼が弟たちに書いた手紙は、後に「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれます。美しい森を幾日も歩き回り、苦悩し続けたベートーヴェンは、芸術への熱情を生きる力に変えていきました。

「運命」と「田園」の類似点

どちらの曲も冒頭いきなり休符で始まること。曲が始まってワンフレーズだけ演奏されたあと一旦止まり、聴く人にメロディーを印象付けていること。ピッコロとトロンボーンが初めて交響曲で使用されたこと。後半の楽章が切れ目なく演奏されること。性格の違う双生児のような共通点がたくさんあります。

Ryutopia× Tradition

小夏さんに聞く、りゅーとぴあと伝統芸能の関係

Furumachi geigi

りゅーとぴあでの古町芸妓公演について

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「りゅーとぴあで年に一度、全ての古町芸妓が総出演する公演があります。『ふるまち新潟をどり』は、日頃のお座敷ではお目にかけない演目を披露する特別な機会。京都祇園と並び称された古町花柳界の伝統を今に伝える、新潟の誇りそのものなんです。郷土新潟が育んできた伝統芸能を、新潟の舞台芸術の発信地でお見せすることができて、とてもうれしく思っています」

本物は時を超えて愛されます
「クラシックも古町芸妓も、良いものだから今日まで受け継がれてきました。古びたものではなくヴィンテージ、時を経た逸品なんです。クラシックは数えきれないほど名曲があり、一生聴いても新しい曲と出会えるところがいいですね」

Fashion

「クラシックコンサートには洋服で、伝統芸能には和服で行くようにしています。演奏者や演者の方への敬意を忘れないように」

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りゅーとぴあ周辺にはレストランやカフェなど魅力的なお店がたくさん。コンサートで心を満たしたあと、余韻を愉しむにはぴったり。ぜひ足を延ばしてみてください。

きちんと知りたいクラシックの基本 調性のヒミツ

調性って何?
クラシックの曲は「○長調」「○短調」という調性が題名に入っています。長調・短調あわせて24の調があり、それぞれ曲の雰囲気や音のイメージが異なります。「運命」「田園」の調性について解説します。

「運命」=ハ短調
最も輝かしい「ハ長調」と対比をなす影の短調。嵐のような男性的な調性です。「運命」の、苦難から歓喜への表現にぴったり。他にはショパンのエチュード第12番「革命」、マーラーの交響曲第2番「復活」など。

「田園」=ヘ長調
牧歌的で明るい雰囲気の調性。ホルン(in F)が得意な調で、ホルンが活躍する曲が多くあります。他にはヴィヴァルディ「四季」より「秋」や、ポップスだとビートルズの「イエスタデイ」がこのキーにあたります。

チケット購入方法は3つ!どれも手続きカンタンです!

インターネット予約・購入

インターネットを通じてチケットをお求めいただけます。24時間いつでもご利用可能です。

※事前の利用登録が必要です。

窓口での購入

実際にチケットを確認してのご購入。スタッフに質問もでき安心してご購入いただけます。会館2階のインフォメーションカウンター(案内/ショップ)にて承ります。

インフォメーションカウンター(会館2階)
窓口営業時間 11:00~19:00

電話予約

お時間のご都合に合わせてお求めいただける電話予約。オペレータが丁寧にサポートいたします。

りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
025-224-5521
※11:00~19:00/第2・第4月曜日の休館日を除く

公演情報

詳細な公演情報は下記よりご覧いただけます。

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