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耳の肥えた音楽企画課長が太鼓判! 聴く人を幸せにする“太陽のフルーティスト”が登場

耳の肥えた音楽企画課長が太鼓判! 聴く人を幸せにする“太陽のフルーティスト”が登場の画像
Ⓒヤマハ株式会社

大勢の中からスターを発掘するにも、ヒット商品を生み出すにも、お客さんに楽しんでもらえる公演を企画するにも、“先見の明”を持つことはとても重要。先日逝去されたジャニーズ事務所社長・ジャニ―喜多川氏はまさしく驚異的な“先見の明”の持ち主で、日本のエンターテインメントシーンに多大なる影響を与え、数多くのスターを世に送り出しました。
実はりゅーとぴあにも、世界中から素晴らしい才能を見つけ出し、新潟での公演を実現させる達人がいるんです。7/27(土)開催のマチュー・デュフォー フルート・リサイタルは、そんな耳の肥えた音楽企画課長・榎本さんの、12年にもおよぶ積年の思いが結実した公演なんだとか…?

パリ、シカゴ、ベルリンを渡り歩いてきた、世界最高のフルート奏者が新潟へ!

 

榎本さん:突然ですが、クイズです。習っている人が多い楽器ランキング第一位はピアノ、第二位はヴァイオリン…、では、管楽器で一番人気の楽器はなんだと思います?

―管楽器ってトランペットやサックス、その他にもいろいろありますよね。…まさか、尺八!?(笑)

榎本さん:確かに尺八も管楽器ですが、尺八教室ってそんなに町中にないじゃないですか。日本古来の楽器ですし、もう少し習う人が多くなっても良いように思いますけどね。実は、管楽器の中で一、二位を争う人気楽器はフルートなんです!フルートって、どういうイメージがありますか?

 

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―きれいで、優雅で、お嬢様らしいというか。

榎本さん:そういう華やかなイメージですよね。でもね、吹いてみたことがある方は皆さん同意してくださると思うんですが、あの楽器、結構大変なんですよ。

―え、一体何が大変なんですか?そんなに重そうにも見えないですし…。

榎本さん:演奏するのに“息”が足りないんです。管楽器って人間の息で演奏しますよね。他の管楽器、例えばトランペットやホルンやサクソフォンやクラリネットは、全部の息が楽器の中に入るんです。

―全部の息を使って音を出す。榎本さん、それって当たり前のことに思えますけど…。

榎本さん:フルートだけは違うんですよ。子供のころ、ビールやジュースの空き瓶に息を吹き込んで、“ぼー”っと音を鳴らして遊びませんでした?フルートの音の出し方はアレと同じ原理なんですが、音を長く伸ばすのがものすごく大変。優雅なイメージの楽器ですが、華奢な見た目とは裏腹に演奏するのがとっても難しいんですね。高い音を出すのも大変、早いパッセージを演奏するのも指が大変、それから何より、大きな音を出すのが大変。

 

―オーケストラの中ではトランペットやトロンボーンなど、大きな音を出す楽器がいろいろありますよね。そういう楽器にも負けちゃいけない、と。

榎本さん:負けちゃいけないんです。そしていよいよこの7月末、世界最高のフルート奏者の一人がりゅーとぴあへやってきます。マチュー・デュフォー。パリ生まれのフルート奏者で、現在ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めています。いやー、やっと彼を新潟にお招きすることができる。

 

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©ヤマハ株式会社

 

―“やっと”ということは、時間がかかったんですか?

榎本さん:忘れもしません。今から12年前の2007年5月18日、東京文化会館大ホール。客席数が2,300席もあるホールで、りゅーとぴあコンサートホールは1,884席ですから、二回りも大きいんですね。5階席まであって天上はめちゃくちゃ高い。でもその大空間を、デュフォーさんはたった一本のフルートの音で満たした。

 

―“満たした”とは?

榎本さん:あんなに広いホール中を、すみずみまでまんべんなく、温かな音色で満たしたんです。そして彼の音色は、春の太陽の光を浴びているように、聴いている人をぽかぽかと幸せにしてくれる。同じフルートという楽器でも、演奏する人によって全然音色が違うんですよ。鋭く、氷のような、色で表すと青白い音色のフルート奏者もいますが、デュフォーさんの音色は間違いなくオレンジか金色…うーん、何といえばいいかな…。遠赤外線に当たっている感じになるんです。聴いていると幸せになる。

 

―幸せな気持ちにさせてくれる音色って、とても素敵ですね。

榎本さん:マチュー・デュフォー フルート・リサイタルは、夏真っ盛りの7/27(土)。コンサートホールを適度に冷やしておきますので、心を温かくするフルート、「生きていてよかったなあ」と思わせてくれる極上の音色を聴きにいらしてください。

 

―ところで榎本さんが東京文化会館で聴いたとき、デュフォーさんはもうベルリン・フィルに入っていたんですか?

榎本さん:いえ、当時はアメリカのオーケストラ、シカゴ交響楽団の首席奏者でしたね。ここも一流オケですが、デュフォーさんは本当に素晴らしい奏者なので、2015年からベルリン・フィルに引っ張られたんですよ。

―ということは、榎本さんも先見の明があったということですね?

榎本さん:ええ、まあ…。自分の将来はぜんぜん見えないのにね…(笑)。マチュー・デュフォーの音に魅了されて12年。積年の願いがようやくかなって、新潟の皆様に彼の音色を聴いていただくことができます。今一押しのフルート奏者です!!どうぞお聞き逃しなく!

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