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サクラ日記(啓蟄)第3回

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今年の開花予想は4/7(木)! サクラさんどうか4/2(土)に咲いてください・・・

天空のお花見会(4月2日、3日)まで1ヶ月を切り、最近は桜開花予想日が気になっています。今のところ4月7日の開花予想です。どうしましょう。私にできることは、4月2日に開花するよう願うばかりです。「サクラさん、4月2日に花を咲かせてください、よろしくお願いします・・・」

さて、今は卒業式の時期ですね。感染禍のなか行事が中止になったり期待していたような活動ができず残念な思いをした学生さんは多かったことでしょう。自分の思い通りにならないのは辛いことですが、お能にもそのようなお話があります。

昨年の天空のお花見会でお能「熊野(ゆや)」の実演がありました。この熊野は桜の季節に病気の母を見舞うことを許されなかった女性がもの悲しく清水寺の桜の木の下で舞う演目です。熊野ができた今から遠い昔にも我慢を強いられた人々がいたことを想像するといつの時代もそれぞれに多難と言えるかもしれません。

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そして、私の願い、桜の咲く時期も私の思うようにいくはずがありません。桜は開花から1週間くらい経つと散り始めます。花を咲かせる短い期間に人々は注目しますが、花が散り、葉が出て、秋には落葉して変化しながら桜は生き続けます。

みんなに注目される華々しい場面は一瞬で、地道に下積みの期間の方が長いものです。上手くいくときもあれば上手くいかないときもあります。人生いろいろありますが、それでも希望を持ち続け、またきれいな花を咲かせましょう。という言葉を卒業生へのエールとして送ります。それから、この言葉は天空のお花見会の日までに開花してなかったときの言い訳にも使わせてもらいます。

今日の日記は以上です。天空のお花見会の演目、曲目が決まりましたので こちら のページをご覧ください。
どうぞよろしくお願い致します。

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令和4年 啓蟄
イベント担当 石川尚朋

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