井上芳雄による『夜と霧』 京都公演

井上芳雄による『夜と霧』 京都公演チラシPDF
演劇終了財団主催

極限に向き合う男 1井上芳雄による『夜と霧』 京都公演~苦しみの果て、それでも人生に然りと云う~

開催日時
2016年9月7日(水)
15:00 ~(開場 14:30)
会場
ロームシアター京都 サウスホール

チケット料金・お申し込み

チケット
全席指定 : 6,500円
お得な情報
-
サービス情報
-
主催
公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
お問い合わせ
-

イベント内容について

人類の悪夢アウシュビッツから
奇跡の生還を果たした心理学者フランクルの名著「夜と霧」、
そこでの出来事を、あたかも体験した人のごとく井上芳雄は語った

出演:井上芳雄 
演奏:廣川抄子(ヴァイオリン)
   大田智美(アコーディオン)

原作:ヴィクトール・E・フランクル
   / 池田香代子 (翻訳)「夜と霧」(新版)[みすず書房]より

上演台本・演出:笹部博司
音楽:宮川彬良

美術:青木拓也
照明:倉本泰史
音響:清水麻里子
スタイリスト:ヨシダミホ
ヘアメイク:川端富生(OUSIA)川端恵理子(スタジオAD)
舞台監督:北条 孝 宮崎康成
制作協力:滝北典子(オフィスサラ)
企画・制作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館  

生きることは、どんな状況でも意味がある。
<人間とは何か>を描いたベストセラー「夜と霧」に井上芳雄が挑む。
2014年に新潟と釜石のみで上演された話題作、待望の京都公演!

極限に向き合う――男

カタルシス、演劇とは心の浄化を求めるものである。
そのために舞台の上に、試練と苦難が作り出される。
その試練と苦難が大きければ大きいほど、大きなカタルシスが舞台の上に作り出される。
そこでりゅーとぴあ発の舞台は「物語の女たち」に続いて「極限に向き合う男」シリーズに取り組もうと思う。
その第一弾が、井上芳雄による「夜と霧」である。
ナチス・ドイツがアウシュビッツで何をなしたかを、知らない人はいないだろう。
しかし多くの人は、それをあえて知りたいとは思わないだろう。
それは間違いなく人類が体験した最悪の悪夢である。
その悪夢を、井上芳雄が自らの体験として語る、それが今回の舞台である。
そして、その体験を経て、井上芳雄はこう語る。
「苦しみにしかり、悲しみにしかり、涙にしかり、この世界にしかり、すべてしかり」と。
音楽を宮川彬良さんにお願いした。
辛い苦しい体験には、美しい音楽が必要である。

笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)

人生の一冊 「夜と霧」

子供の頃に母から
「これだけは読んでおきなさい」と薦められて以来、
「夜と霧」は僕の生涯の一冊です。
今回、その「夜と霧」のリーディングのお話を
頂いた時はとても驚きました。
この本は様々な奇跡が重なって生まれた、
全ての人にとって貴重な本だと思います。
これは決してホロコーストの時代だけの話ではなく、
今を生きる私たちにも計り知れない勇気を与えてくれます。

自分が人生に何かを望むのではなく、人生が自分に何を望んでいるか。

与えられた機会に感謝して、不必要なものを全て捨て、
一人の人間として舞台に立ちたいと思います。

井上芳雄

プロフィール

井上芳雄(いのうえよしお)

1979年生まれ、福岡県出身。大学在学中の2000年に、ミュージカル「エリザベート」の皇太子ルドルフ役で鮮烈なデビューを果たす。以降、舞台を中心に活躍し、「ミー&マイガール」、「モーツァルト!」「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~」等と主役を務めたミュージカルは高い評価を受け、いずれも再演につながっている。近年では井上ひさしの遺作となった「組曲虐殺」で、主役の小林多喜二を演じ、ストレートプレイにも挑戦している。また、CD制作、ソロコンサート、ディナーショー等の音楽活動にも意欲的に臨む一方で、テレビ・映画等映像にも活動の幅を広げ、俳優として高い評価を得る。2013年芸術選奨文部科学大臣新人賞演劇部門他受賞多数。

「夜と霧」

精神医学者・心理学者のヴィクトール・E・フランクル(1905-1997)が、自身の第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を綴った体験記。戦後間もなく「心理学者、強制収容所を体験する」という原題で出版され、日本でも「夜と霧」のタイトルでロングベストセラーとなっている。

台本は『夜と霧』(新版)ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳(みすず書房2002年)に基づく。
Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager by Viktor E. Frankl
cEleonore Frankl and Gabriele Vesely-Frankl
Permission granted by Eleonore Frankl and Gabriele Vesely-Frankl c/o Viktor Frankl Institute Vienna through Misuzu Shobo, Ltd.

お問い合わせ

-