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「3年目ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.13【『風と光と大地のうた』~ジュニア邦楽合奏団、新潟の歴史を知る!の巻~】

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【『風と光と大地のうた』~ジュニア邦楽合奏団、新潟の歴史を知る!の巻~】

 第28回定期演奏会で演奏する『風と光と大地のうた』の楽曲理解を深めるため、ジュニア邦楽合奏団の団員全員で新潟市歴史博物館みなとぴあを訪れました。

 『風と光と大地のうた』は、2009年に当団が川崎絵都夫氏に委嘱した邦楽合奏曲です。自分たちのために書かれたこの曲を弾くことが団員にとっての目標であり、誇りでもあります。

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 この曲は、新潟市の歴史や風土・景色をテーマに書かれています。

 作曲した川崎氏は、実際にみなとぴあを訪れて曲を書いており、楽譜には所々に【原初~新津丘陵】【花街】【潟の生き物たち】【蜑の手振り】【新潟湊】など曲のイメージが記載されています。団員たちは楽譜を手に持ちながら、作曲者と同じようにみなとぴあを訪れ、新潟の地で人々の営みが始まった「新津丘陵」や新潟人の風土・風俗が描かれた絵巻物「蜑の手振り(あまのてぶり)」などの展示を見学しました。また、学芸員の方から新潟湊(港)の賑わいや古町芸妓の文化、稲作技術の発展などについて教えていただきました。

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白山神社大船絵馬

 見学後、団員からは「実際に蜑の手振りなどの展示をみたことで、曲のイメージが出来て、どんな音を出し、表現したいのか考えることができた」と感想がありました。学校の授業とは異なる角度から新潟の歴史を知る良い機会となりました。

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絵巻:蜑の手振り

 また、この曲は箏の「打ち爪」や三味線の「カケ撥(=アテハジキ)」などの特殊奏法がふんだんに盛り込まれています。普段あまり聴くことがない「音」も聴きどころのひとつ。第28回定期演奏会では、ぜひこちらにも注目してみてください。
 団員たちのこだわりが詰まった『風と光と大地のうた』にご期待ください!

Who’s 3年目ほねこ?

新潟市出身。好きな食べ物は「塩むすび」と「笹団子」。
子ども時代は新潟市ジュニアオーケストラ教室でバイオリンを演奏していたひとり。
音楽企画課スタッフ&ジュニア邦楽合奏教室の担当として3年目を迎えました。
後輩の「おこぜちゃん」といっしょに日々奮闘中。

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さいしょから読む

「新人ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.1

つぎはこちら

「3年目ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.14【第28回定期演奏会直前!ほねこの突撃インタビュー!!】

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