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遠藤麻理さんの「四畳半スタジオ」に出演しました 2年越しに実現!山本真希オルガン・リサイタルPR

 

遠藤麻理さんの「四畳半スタジオ」に出演しました 2年越しに実現!山本真希オルガン・リサイタルPRの画像

3月12日(土)、りゅーとぴあコンサートホールに前・りゅーとぴあ専属オルガニストの山本真希さんが帰ってきます。コロナ禍になってからの生活や、音楽に対する想い、そして今回の山本真希 オルガン・リサイタルの魅力を人気ラジオ番組「四畳半スタジオ」パーソナリティの遠藤麻理さんと一緒にたっぷりお話していただきました。

遠藤さん 山本真希さんは2006年から2020年までりゅーとぴあの専属オルガニストを務めてこられた方なので、演奏を聞いたことがある方も多いと思います。本日はよろしくお願いします!

真希さん お願いします。

遠藤さん 2020年の3月に専属オルガニストとして最後のリサイタルを行う予定でしたが、中止となってしまいました。その公演が改めて、この3月12日に開催されるんですよね。

真希さん コロナ禍で中止となった公演が多い中で特別に演奏の機会をいただけて、本当に幸せに思っています。実現にご尽力くださった皆様や、いろんな形でずっと応援し続けてくださる皆様に、深く感謝しています。

 

演奏が終わって“聴衆がいない状況”を前にして、力が抜けるような感覚になりました

 

遠藤さん 今は地元・大阪にいらっしゃいます。

真希さん 自粛生活が始まった頃よりは随分過ごしやすくなっているとはいえ、今も完全に元通りという状態ではなく、工夫しながら学校やホールで音楽に関わらせていただいています。

遠藤さん コロナ禍ではどんな風に音楽と向き合っていますか?

真希さん 自粛生活が始まった頃は、公演もほとんど中止になり、何か出来ることを模索するような日々を過ごしていました。いろんな制限があって、それもいつ終わるかわからない状況が長く続くと、たくさんの方が同じような思いをされたと思いますが、やっぱり戸惑いも多かったですね。

でも、人と会ったり話したりすることはやっぱり大事なことなんだなって。演奏においても、聴いてくださる方の影響の大きさを本当に改めて感じましたね。以前から、聴いてくださるお客様の影響は大きいものだと分かっていたつもりでいましたが、「私が思っていたよりずっと大きいものだったんだな」、「お客様からこんなに大きな励ましを演奏の最中に頂いていたんだな」と実感しました。

遠藤さん そういう意味では私たち観客にとっても生演奏を聴くっていうことは当たり前じゃない、すごい幸せなことなんだなと実感しました。

真希さん 私も身に染みて感じました。こういう状況になったので「歌の伴奏を録音で協力してください」とお願いされることがあります。録音はコンサートの前に自分の確認のために何度もしたことがありましたが、その録音が人のために使われるので、歌っている方がいるつもりで熱を込めて録音に取り組んでみました。ですが、演奏が終わった瞬間に“聴衆がいない状況”を前にして、なんとも言えない、力が抜けるような感覚になってしまったんです。その時にはっきりと「聴いてくださる方の影響ってすごく大きかったんだな」ということを感じたんですね。私の熱を受け止めてくれる人がそばにいないという味わったことのない感覚で、皆様にこれまで励まされて支えられていたんだな、と感じました。

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遠藤さん 今回新潟では何年ぶりになりますか?

真希さん りゅーとぴあでは2年ぶりに演奏させていただきます。実は昨年の11月に上越の教会で演奏させて頂きました。

遠藤さん では、新潟市にいらっしゃる方たちも「待ってました!」と思っていることでしょう!こちらに来たら食べたいものはありますか?

真希さん 新潟はなんでも美味しいですよね。本当に食べ物も楽しみですし…。

遠藤さん やっぱりなんといってもりゅーとぴあのオルガンとの再会ですよね。

真希さん そうですね。オルガンも楽しみですが、皆様に会えるのが一番と言いますか、皆様と会って演奏を聴いていただくことがとても楽しみです。

遠藤さん 私も楽しみです!

 

りゅーとぴあのスペイン製のオルガンに合った、スペインとJ.S.バッハの珠玉のプログラム

 

遠藤さん 今回のプログラムの聴きどころ教えてください。

真希さん 今回はスペインとバッハをテーマにお送りします。スペインの音楽はあまり演奏される機会がないと思いますが、バラエティが豊かで楽しい作品がたくさんあるんですね。オルガンに限らず、スペインの音楽は「踊り」の要素がすごくたくさん盛り込まれていて、スペインの方は本当に踊りが好きなんだなとか、柔らかさや調和して整っていることより、“赤”と“黒”みたいにはっきりしたコントラストがお好きなのかなと音楽を聴いて感じます。

あとは、昔からインドや中東の文化の影響を受けてきた名残を感じるメロディーが出てきて、ヨーロッパの他国とは異なる独特の魅力があるなあと感じるんですね。新潟のオルガンはスペイン製なので、スペインの音楽を表現するのには本当に相性ピッタリ。楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

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バッハのアレンジ作品の異なる響き、新潟市出身の作曲家による斬新なアイディア

遠藤さん プログラムの後半はガラっと雰囲気変わるんですね。

真希さん そうですね。バッハのオルガンオリジナルの作品と、元々チェンバロ用に書かれた曲をオルガン用にアレンジした作品を演奏します。アレンジしたのはバッハの200年くらいあとに生まれたマックス・レーガーという人で、レーガーが生きた時代のオルガンはバッハの時代と全然違ってすごく大型化していたんです。レーガーの時代の分厚いオルガンの響きがオーケストラを模倣するような幅広い表現力で、そういった個性を備えたオルガンの特徴をすごく駆使して、ロマンティックな響きのバッハにアレンジされているんですね。同じバッハの作品なんですけれども、響きの違いによって印象もずいぶん違いますのでそういったこともお楽しみいただけたらと思います。

そして、新潟市のご出身の作曲家・馬場法子さんの作品を演奏させていただきます。これはバッハのオルガン曲を元に書かれた作品で、実は新潟のオルガンがモデルになっているんですね。すごく斬新なアイディアにびっくりして、演奏しているとすごく難しいので圧倒されてしまいます(笑)。個性的でいろんな音色があって、可能性もすごく持っている新潟のオルガンがすごく活かされた素敵な作品なのでこちらも楽しんでいただきたいと思っています。

遠藤さん 盛りだくさんですね~。これは聴き応えのある贅沢なコンサートになりますね! 久しぶりの新潟も、第二のふるさとだと思いますので、ゆっくりのんびりもしてくださいね。最後に一言お願いします!

真希さん 皆様お久しぶりです。3月には安心してお聴きいただけることを願っております。皆様と会場でお会いできますことを楽しみにしております。

遠藤さん オルガストの山本真希さんでした!ありがとうございました。

真希さん ありがとうございました!

 

この文章は2月9日(水)13:40頃に放送されたBSNラジオ「四畳半スタジオ」の会話をもとに作成・編集しています。実際のラジオ放送は、ラジオアプリ「Radiko」からも視聴できます。ぜひ、お二人の楽しい会話を聞いてみてください!(タイムフリーで視聴可能な期間は、放送日より1週間以内です。)

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【公演情報】

日時:2022年3月12日(土)14:00開演
会場:りゅーとぴあ コンサートホール
料金:全席指定 : 2,000円

チケット好評発売中!

電話でのチケットのご予約・お問合せは、りゅーとぴあチケット専用ダイヤル025-224-5521まで。

※このほか詳しい情報はりゅーとぴあホームページをご覧ください。

SPOTLIGHT interview/山本真希さん「まっすぐオルガンと向き合い、呼吸を合わせて奏でたい」も公開中!こちらもぜひご覧ください。

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